こんにちは。
hygge 渡邊一紘です。
前回のブログから約半月、色々なことがありましてどのようにブログをまとめようか探り探り進めてまいりますが今回もよろしくお願いいたします。
先日、6/17(水)伊達市保原町の現場がお引き渡しを迎えることができまして、
お引き渡しにあたりお施主様ご夫婦だけではなく、お父様お母様もお越しくださいました。
改めて「素敵な家ができたね!」と半ば驚かれるようにご覧になっていただけると素直に嬉しく思います。

お引き渡しの日は外気温が34℃と外に出ていると汗をかいてしまう暑い日でした。
そのためご祈祷の1時間前から冷房スイッチをONしまして、快適さをご体感していただこうと─
思いながらも内心ではちょっと気にかかることもありお施主様にご説明を。
7月、8月の日中の平均的な外気温を調べてみたところ、33℃・58%(前後)という状況の中では今回選定した2.8kのエアコン1台で合計付加(希望する室温にするための負荷)としては大丈夫でした。
しかしながら、伊達市の夏は暑く、年に数日・限られた時間帯では35.2℃・63%(昨年の8月4日 14:00)になることも。
その場合の合計付加を確認してみたところ・・・2.8kのエアコン冷房では能力不足によって室温が徐々に上昇してしまう・・・ことを正直にお伝えいたしました。
断熱性能が良ければそれだけ外の影響を受けにくいというところも含みつつ、起こる可能性があることはお伝えして事前に解決策を考えておくことが大事に思えます。
エアコンについて‘‘なんとなく‘‘設置されている住まいは少なくありません。お施主様と正直なお話をしながら実際に住んだ後の温湿度の状況も教えていただき、これから空調計画について精度を高めながら、負荷や住宅性能について根拠を持ってお話ができるようにしていきます。
前回の投稿に少し出てきました「空気線図」に外気と湿度をいくつか落とし込んでみると‘‘多湿‘‘な状況は大きなエネルギーとなっていることがわかりました。
6/10(水)いわき市で第7回の住宅空調設計講座に参加してきまして、講座の中で‘‘なんとなく‘‘各部屋にエアコンを設置してしまった場合に起こることへ繋がる内容がありましたので少し書かせていただきます。
エアコンは台数を多くしたり、能力が高ければ良いということはありません。
冷房時に「サーモオフ」(部屋の温度が設定温度になったとき、室外機が停止して部屋を冷やす・暖める動作を止めること。室外機のみが停止しますので室内機は運転したままです)という状態になった場合に‘‘湿気戻り‘‘が起こってしまいます。
湿気戻りというあまり馴染みがない言葉ですが、冷房運転で除湿した湿気が↑太字で書きましたサーモオフ時に室内機は運転したままであることによって熱交換器に残った水分がまた室内に吹き出されてしまいます。
※AIでイラストを作成してみました。

温湿度計などがあれば状態を知ることができますが、普段は目に見えない空気のこと。
お引き渡しの際にお施主様に年に数回の高温多湿な気象条件においてはエアコン1台では室温が上昇してしまう可能性をお伝えしましたが、余裕をもって冷房に使えるエアコンを2台にすれば良かったのではないかという声が聞こえてきそうです。
そこで端的には2台設置にすることで1台故障した場合の予備にもなり良いのではと思ったり、またエアコン能力に余裕をもって4.0k、1台をメインで稼働させることも考えられます。
※住宅性能(UA値やC値)や間取りなどが変われば状況も違います。
しかし・・・
冷房を2台で行おうとした場合に、お施主様が日々変化する気温や湿度によって1台・2台と稼働を切り替えるのか、サーモオフ・湿気戻りのことも踏まえると一概に言えないことがあります。
なんとなく選んで設置してしまいがちなエアコンですが、希望する室内環境とするために必要な能力を適切に計算して、また1台のエアコンで賄いたい空間が連続するのか、必要な空気量が移動できるのかなど複合的に計画に盛り込まなければなりません。
快適になる魔法のようなものはなく、一つ一つが大切な要素です─


少し話は戻りまして前回の住宅空調設計講座の実測の風景を。
1枚目の画像は第1種熱交換換気システムの給気と排気の風量を測定しています。
第1種の場合、一般的には‘‘給気量‘‘の方が多くなると改めて知りました・・・
(数年間、私も第1種熱交換を採用していたのにお恥ずかしいところです)
余談ですが現在採用している第3種ダクト式の場合は気密が良いと換気計算書よりも排気風量を設定するダイヤルは強めにしなければ排気風量が不足します。※実測済み!
2枚目の画像は換気システムの稼働に使われている電力量を測定しているところで、
この電力量を換気システムの排気風量で割ることで‘‘比消費電力‘‘が計算できます。
計算書や仕様書通りにならないことも知ることができて、ますます実測の大切さが身に沁みました。


hyggeではナフサ不足の問題が解消されない中でありますが、今年度はこれから4棟の着工に向かう予定でおります。
ご予算や工期にどうしても変更が生じてしまうところでありますが、お施主様方のご理解ご協力に支えていただきながら、弊社も最大限の工夫や努力を行ってまいります。
先日は来月より着工予定の現場にて地鎮祭が執り行われました。
またOB様より第2期外構工事のご依頼をいただいたり、ご兄弟のリフォーム工事をご紹介いただいたりと本当に嬉しく思います。

また話は変わりまして─
最近のInstagram等SNSの投稿に人物が入っておりまして、こちらはChatGPTによる画像生成によるものです。
本当はお客様方ご本人様が写っているものが良いのかもしれないのですが、完成写真として保存している画像はお引越しの前に撮影したものが多く無人の画像です。
見ていただく方に少しでも生活や暮らしを想起していただきたいと思い人物の画像生成をしてみました。
お客様が写っている画像もいくつか保存しているのですが、それではお客様方に対しましても平等ではないと考えたところです。
しかし手元で数分も掛けることなくここまでの画像が出来上がることに驚きです。
便利な時代であることはありがたいところ、本当の情報かどうか判断することが難しいともいえますので、計算や実測、検証などしっかりとした裏付けや知識を身に着けて本当の仕事をしていきます。
ありがとうございました。
hygge ~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
代表 渡邊一紘
