hygge#012 伊達市保原町一丁目の住まい

伊達市保原町の中心地に完成した#012一丁目の住まい。
1日を通じて交通量の多い通りに面した敷地にて、
住まいの中と外を程よく遮り、反面程よくつなげることを考えながら計画がはじまりました。

まず自然に目を引くのは外観と外構。
シンボルツリーや芝生の緑に加えて、これからカラマツのウッドフェンスも設置されます。
外壁に部分板張りを用いたのも街並みの中に映るこのお住まいを考えてのことです。
2026年、今年も気温が日本一となった伊達市、
窓にはしっかりと日射遮蔽の庇を設けており、吹き抜けの大きな窓とともに
日射に対するパッシブデザインを取り入れています。

北面の外観まで窓の位置や外観のバランスは意識的に整えます。
1階と2階の窓のラインを揃えていくことは見た目だけではなく
柱や耐力壁も上下に揃うため構造や耐震性にも配慮しています。

このお住まいの‘‘顔‘‘となる玄関ドアは断熱性の高い木製玄関ドア「ガデリウス スウェーデンドア」、玄関まわりの板張り外壁は大工さんの手によって丁寧に面取りや反り防止の溝が施工されております。
玄関脇には3面に収納棚を設置した約2帖の玄関クロークを設けました。
可動棚にすることで靴だけではなく生活スタイルの変化に対応できる多用途の収納に。

玄関ドアを開けてすぐにお施主様1番のお気に入りである‘‘千sen‘‘の照明を配置しました。
玄関クロークの対面にはカーテンで仕切られたお施主様の書斎兼打ち合わせスペース。
本棚や作業カウンターも造作家具として設えています。

玄関ホールの手洗いスペースもデザインにこだわりました。
Rの下がり壁に円形のミラーやボウルで統一感が感じられ、ここもミラー越しに‘‘千sen‘‘が映り込む遊び心を持って仕上げています。
真鍮の一輪挿しがそっと空間のアクセントに。

玄関の正面にはファミリークローク、洗面室、脱衣室と直線的に水まわりが並び、
リビングとの回遊動線になっています。

とても落ち着きのある空間でありながらも開放的な印象も受けるLDK。
フローリングはオーク無垢、オイル仕上げはホワイトとクリアを1:1に配合したシルキー色で肌合わせしています。
建具や階段、窓枠などの造作は‘‘ホワイトアッシュ‘‘で統一しました。
キッチン前面のカウンター収納扉はキッチンセットの色に合わせて塗装を行い、空間の程よいアクセントになっています。

お施主様のご要望によってLDKには多くの収納を設け、収納棚板は木製、可動棚板を基本としながら強度にも配慮しました。
キッチン横には家電用コンセント付きのパントリーを設け、家電品をしまうことも可能に。
片付けも行いやすいLDKとなっています。

洗面室・脱衣室・ファミリークロークの家事動線をダイニング・キッチンに繋げることで回遊動線となっています。
玄関ホールへ真っすぐ向かうことも可能となっており、またリビングに戻れる動線でもあります。

脱衣室には洗濯機・乾太くんや天井物干しを設けました。
隣り合う洗面台は幅約1.7mの造作洗面、大人が並んでもゆとりをもって使うことが可能で、朝晩の身支度もストレスなく行えます。
ファミリークロークはコート掛けやカバン置き場として使う想定で、そのまま玄関へ向かえます。
行き止まりのない動線で日々の暮らしが‘‘楽‘‘になっていただきたいです。

リビング階段から2階へ上がるとフリースペースがあり、カウンターやコンセントを設けました。
窓際の照明はトルボー、中からも外からも美しい空間です。
吹き抜けは腰壁と格子に分けて仕上げられており、格子部分から冷房の冷気を1階に下ろす計画をしました。
大きな吹き抜けはエアコンによる全館空調を行うにあたっては大きなダクトの役割があり、開放感だけではなく様々な意図をもって設計を行います。

2階にはクローゼットのある6帖の寝室、ウォークインクローゼットのある9帖の寝室、そして4.5帖の洋室。
ご家族様それぞれの考える用途や生活スタイルをよく話し合って計画しました。
どのお部屋も端正な仕上がりとなっており、ゆっくりとお休みになられる場所として寛いでいただきたいです。

LDKの窓をはじめとして設けられているレースカーテンは明かりを柔らかく通しながらもシルエットが映ることのない生地を用いました。
カーテンを閉めていても部屋が暗くなってしまうことがなく、明かりが差し込んでいる室内の雰囲気はとても素敵です。
また、カーテンを開けた先には庭木を設け、ふとした時に自然を感じられます。

テレビ台や本棚、カウンターから室内扉まで大工さん製作してるのも特徴です。
特にテレビ台やカウンターなどは複数枚の無垢板を接ぎ合せて1枚の板にしており、その際に木目や色合いを丁寧に合わせています。
壁付けカウンターを設ける際には壁との設置部分に丸く削った立ち上がりがあり、こうした細かなところまで配慮のある造作は本当にお施主様の暮らしに寄り添っているものと感じます。

性能数値だけではなく、見た目だけでもなく
そこでの暮らしを豊かにするために何ができるだろうかと考え続けながら進めてきました。
手触りや伝わってくる温度、何気ない時の眺め、こうした全てがお客様の日常になります。
心に余裕や余白のできるような住まいと暮らしをつくることがhyggeという名で建築をすることなのだと思っています。

建築地:福島県伊達市(4地域)
SPEC:UA値0.19【W/㎡・K】 C値0.1【㎠/㎡】 
認定:認定長期優良住宅(耐震等級3、制震テープ) ZEH

~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
hygge
代表 渡邊 一紘

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