hygge#005

hygge#005
建築地:福島県伊達市(4地域)
SPEC:UA値0.21【W/㎡・K】C値0.1㎠/㎡ 
認定:設計住宅性能評価(耐震等級3、断熱等性能等級7) ZEH

ライトグレーの外壁に木製玄関、木製窓が綺麗なファサード。
水切りや雨樋はガルバリウムのシルバーで統一してバランスの良い色合いに。
軒を桧無垢板にしたことで一層柔らかい雰囲気と、何か感じるものがあります。

玄関ホールに入ると広いクローク、階段下を利用した本棚。そして姿見も。
正面に進むとパントリーを経由してキッチンへ。
右側はLDK、左側は洗面洗濯室、各所は奥で繋がっており複数の回遊動線を取り入れました。
天井も壁も珪藻土左官仕上げとなっており、入った瞬間から‘‘良い‘‘と思えます。
建具はニヤトー突板とホワイトアッシュ無垢による製作です。
そしてメガネが直ぐに曇ってしまうほど暖かい。

玄関ホール左となりはワークスペース。
木製窓とレースカーテン1枚掛けが‘‘らしさ‘‘
扉と扉が干渉するところもピッタリで、見学会の際にも大工さんのこの納まりの良さも好評でした。

シンプルなLDK。
珪藻土左官仕上げ、オーク無垢フロア、アイアン製階段手摺、レースカーテン2枚掛け、DooWop2灯、組み合わせればhyggeオリジナル空間。
余裕を感じる、ゆとりのある、そんな空間づくりと暮らしが目的。
素敵なダイニングセットはラ・ビーダ様からお迎えしております。
このリビングで寛ぎたくなりませんか?
敢えて掃き出し窓など大きな開口部は設計しませんでした。
腰壁は安心感を与えてくれる他、壁面の有効利用もできます。
一般的なLDよりも約45㎝ほど幅を狭めておりますが、有効に使える空間は逆に多くなり、必要以上に面積を広げることなく完成いたしました。

真鍮やレザーなども要所に用いてさりげないオシャレを。
リビングの他にも全室にレースカーテンを設置しております。
遮光カーテンは主寝室のみ。これが空間の雰囲気を優しくするhyggeのご提案です。

洗面台まわりはこれから使い勝手良く棚等の造作を行います。
どうしてもお引越しして直ぐはこれまでの生活様式が残っていて、新居に馴染んでから改めて考えるのも良いのではないでしょうか。
ランドリーパイプは乾燥機があるため1本のみ。
お施主様の身長に合わせてミリ単位でのオーダーです。ステンレス製でおすすめのセイコーステンレス。

吹き抜けの照明もどうしたら良いか悩まれるかもしれません。
hyggeからのご提案は壁を照らす。
これによって反射した明かりが柔らかくのびて周りの照明とも馴染みます。
広い吹き抜けに大きな明かり窓を設けておりますが、暖房期はこの窓から暖かさが逃げてしまいますので断熱ブラインドです。寝る前にブラインドを下げていただき、快適な朝を迎えられるように。
階段の木製手すりは大工さんによる造作です。
リビングから連続するためにここだけ樹脂製品などの受け材などは設けませんでした。
ホールの壁付けモーガルソケットを縦並びにしたのは初の試み。素敵です。


朝起きて、景色を眺める木製窓。
経年美化と四季を感じることができる場所。
こんな場所があるお住まいは素敵ですよね。

2階廊下に造作収納です。
2階は全てあづみの松フロア、イエローパインの造作建具となっております。
造作も全て松系で揃えております。
既製収納棚セットもありますが、こうしてシンプルですが自由に使える造作もおすすめです。そして丈夫な上、何かあれば大工さんが直せます。

子供室は2部屋あり左右対称に。
4.5帖+オープンな収納1帖、そして勉強用の作業台を造り付け。
主寝室は6帖+ウォークインクローゼット2帖、これくらいで充分な大きさではないでしょうか。
カーテンの掛け方に特徴があり、手前にレースカーテン、奥に遮光カーテンです。
常に柔らかい雰囲気を感じられるようにとの考えからこのようになっております。
最近はこの照明器具の電球を替えてWi-Fiに繋ぎ、調光など行っているお施主様が増えております。
弊社の考え方として維持管理費のかかるスマート化は推奨しておりませんが、比較的に安価でできる便利なことは皆様にお任せして取り入れていただいております。

完成時気密測定も行い概ね中間時と同じ、そして結果はC値0.1㎠/㎡のままで安心です。
関係する協力業者様も含めて配慮して頂いている証拠。
数値を示すことは安心安全のお約束として大切なことですが、
住まいづくりの目的ではありません。大切な大事な手段として。
それは構造計算を行うことなども同じです。
その土台があって、私たちの基本とは何かということ。
無垢材、塗り壁、自然素材、高級オプションと思われることもあります。
私たちにとって、これらが無くては住まいづくりを行えません。
維持管理、持続可能、健康、安心安全、環境課題、省エネなどと様々な課題を結び付けて解決し、
お客様の暮らしをかけがえのないものとするために。
これを打ち出して、実際のところ安価な建材や工法を用いて営業活動することもできます。
しかし、表に出したルールに反して、余計なエネルギーを使い長持ちもしない住まいを造り、
健康も快適もない、そんな住まいづくりで一時しのぎをするような考えを持ちたくありません。
これから先、どれだけの方々に私たちの考えと建築が受け入れていただけるのか、
それは未知です。
この度のお客様も大変喜んでくださっております。
~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
量産品ではありません。お施主様ご家族のための住まい、1棟ずつ、着々と、淡々と進めてまいります。

hygge
代表 渡邊 一紘

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