~変化に対応できる〇でありたい~

2024年となり早くも2月中旬へ向かっております。
今年の目標は、新年度の目標はと1つ節目を迎えては新たな節目へと。
少しhyggeやまわりのことを振り返ってみたいなと思います。
世に初めて「hygge」の懸垂幕を現場に掲げてから今年の6月で2年経過となります。
1年目にはSTEICO(木繊維断熱材)を付加断熱に用いた限りなく自然素材の高性能住宅を手掛けさせていただく機会をいただきまして、2回のプロ向け見学会を開催させていただき20~30社の同業の皆様と交流を図ることができました。


そして2年目には建築のプロとお施主様、学生さんなどとの垣根を取り払ったコミュニティである‘‘住まいるlab.‘‘を発足させていただきました。
8/25に新潟のコミュニティ‘‘住学‘‘の皆様とお会いして交流の機会をいただき、「繋がりと共有」の大切さを学ばせていただいたことから、県内外多くの仲間(工務店さんたち)とともに立ち上げましたのが住まいるlab.であります。


第1回の開催は9/29でありまして、交流の機会から約1ヶ月で正式にコミュニティが立ち上がり、西郷村の田部井工務店さんのモデルハウスを見学させていただきながら発足の課外授業(懇親会)を行った楽しい時間が思い出されます。
これまで第3回まで開催をさせていただいており、直近の群馬にて行われました新築現場見学会・新年会に参加が叶わなかったのですが写真など拝見していますと本当に楽しそうな、充実していたであろう皆のお姿がありました。
焼き杉板外壁を作ってみようと機会を設けてくださった工務店さんがいたり、構造見学から完成現場まで見学させて頂いた工務店さんがいたり、性能向上リノベの現場をご案内していただいたり、自宅兼モデルハウスの見学会で圧倒する完成度の高さを見せていただいたりと、毎度取り組みレベルの高さに刺激されつつも良い意味でダメージを負って帰ってきています。
新年会後は聞くところでは深夜3時過ぎまで熱い議論が展開されていたとのこと・・・私たちはそんなリスペクトする仲間たちに尊敬の気持ちをもって「変態」という言葉を贈っています。



昨年は‘‘住学‘‘さんにならって日本中でコミュニティが連続的に発足されております。
これまでの住宅建築業界はどこか閉鎖的で、手の内は見せないというような、見せることがタブー視されているような雰囲気がありました。
未だに大局をみればその傾向は強いと感じていますが、それがどんどん変化していき、今では繋がりと共有がデメリットなど無く強みとなっていく、その認知が広がって当たり前が変わろうと、変わっているのが目に見えてまいりました。
得意分野を掛け合わせて、足りないものを補い、双方のスキルアップになる取り組みを続けていくことは、お客様方におかれましてもより良いものが提供される大きなメリットになります。
今年はどんな変化があるのでしょうか。
私たちも向上心を持って、何より楽しみながら取り組みを続けていきます。

そして弊社のお話になります。
2月に入り、新潟のとある方(同業)からメッセージが届きました。
福島県在住のお客様が新潟県で新築を希望されているとのことで、弊社の実例を見学させていただけないかとの打診でした。
事前にG2~G3をご体感いただくことで、先の意識共有もスムーズになるだろうと。
繋がりと共有、断る理由が無く、即時OB様にご連絡を行いまして見学を承諾していただきました。
お待ちしております!
新潟の皆様は地材地建の意識も非常に高く、スペックの高さのみならず地元経済に対する貢献の想いを強く感じておりまして、その点は弊社の実例では再現できておりません。
お客様に性能と空間の心地よさをお伝えする努めを果たしたいと思います。

また2月の別なお話。
弊社のメールボックスにお問い合わせがありました。
現住所はなんと滋賀県。
たまに間違いでお問い合わせが入ることがあるため、今回もそうかなと思いメッセージを確認しますと、隣県である宮城県が予定地で弊社から1時間以内の移動距離でありました。
宮城県堺はすぐそこなのですがホームページの施工対応エリアに宮城県のエリアを記載しておらず、、、
対応可能ですか?とのことでした。
弊社のホームページは「福島 高性能住宅」などと検索してもまだまだ上位に表示されておりません。
「伊達市」と入れていただくとInstagramがようやく上がってきたところ、何とも申し訳ない気持ちになりつつも、相当数の検索をされているのだろうと思い即お電話にてご事情を伺わせていただきました。
結果としては11日(日)に弊社OB様宅のご見学予定となり、OB様もご相談に二つ返事でOKを出していただき本当に感謝です。(完成見学会の後、お引越しされたばかりのところ有難いかぎり)
その恩を返すためにも、今回も気持ちを込めて弊社物件のご案内をさせていただきます。

2月に入ってからのこのようなご相談のパターンは初めての連続でした。
偶然かもしれません。
これが時代の変化を知らせてくれているのかもしれません。
でも振り返ればそのきっかけは確かにありました。
こうしてお仕事の可能性をいただけることで、関係する皆様ともお仕事をする機会が生まれます。
人やモノが動けばお金もまわります。私たちは元請けである立場、一つのお仕事が多くの皆様に影響します。
それが勝手ながら責任感になっていたり、気持ちの入る原動力になったりして。
そして自社物件のご案内の前に見学先として弊社(の現場)を選んでくださったことも、本当に嬉しく思うのです。

伊達市梁川町の#005が完成となり、現在は福島市で#006の建て方、相馬市にて#007の基礎が動きはじめております。
予定では3月~4月で#008、#009、#010と進行させて頂きます。
お客様方を予定よりお待たせしてしまっていることもあり少し着工ペースを上げていこうという想いも1つ、
正直なところ私自身がhyggeの住まいに対する理解が一層深まったと言いますか、hyggeを選んでくださったお客様方が好きと思うことの方向性が同じであることに救われています。
基本仕様に則り理念やコンセプトを変えることなく建築を行うことが責務と思ってはじめた2年ほど前、それを好きなモノやコトとして受け取ってくださったお客様方。
時にはご事情によって弊社から離れられた方もいらっしゃいました。フローリングのお話一つが要因で弊社が選ばれなかった経験もしています。
思い返せば今回だけは良いだろうとルールを曲げてしまっていたら、同業者の皆様、お客様の皆様と今こうした関係を持たせていただけなかったと思います。
原因があるから結果がある。それは良くも悪くもです。
まだhyggeとして約2年。新しい経験をさせていただくことが多いのは当たり前かもしれません。
37歳のイチ個人として、昨日まで想像できなかったことが起こる今日がある日々を送らせていただけることは正直楽しいです。

余談ですが、私はオカルトや都市伝説が好きです。
〇年〇月にこんなことが起きる!
〇〇の陰謀!
エンターテイメントとして楽しく拝見しておりますが、人によって信じる度合いは全然違うはずです。
1999年、当時の私は結構信じて怯えていました。
個人の気持ちに留まった話なら良いんですが、例えばそれによって過度に何か必要に迫られる気持ちになったりすることもあるかもしれません。
事実にもなっていないことに振り回されたり、そうなるはずだと決めつけたり、それで不安になったり、、、
1999年が外れたら、それは実は〇〇年のことだった!という。
それも外れるころには新しい何かが噂される。
想像、妄想に右往左往せずに、今を前向きに過ごすこと。それが楽しい今を過ごす秘訣ですよね。
建築系YouTubeでも〇〇はダメ!のようなタイトルにすると再生数が伸びるなんて話も聞いたことがあります。
性能はG1より少し良いくらいが丁度よいなんて聞いたら私は2時間は反論してしまうかもしれません。
自分が信じた事実と向き合って前向きな日々を送っていきたいと思います。

hygge~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
代表 渡邊一紘

 hygge は福島県伊達市 株式会社渡辺工務店の住宅事業部です。
UA値0.3W/㎡・K以下、C値0.3㎠/㎡以下、許容応力度計算による耐震等級3を基本とした
高気密・高断熱・高性能住宅を建築しております。

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