久しぶりの更新となってしまいました。
以前に私個人のSNSにて「ハウスメーカーから家を買うべき!」がなぜこんなにも視聴されているのかについて書いたことがあります。
情報収集している方々の側に立てば、なんとなくでもそういった情報を観てみたい気持ちになるのは何となくでも分かる気がします。
お客様が「家を建てる」ことを決断するにあたって、何よりも「信用できる相手」「信用できる会社」に頼みたいというのが最たるものです。
だから私たちもこうして発信をしておりますが、お客様方・世間様からみれば情報発信をしている一社(一人)であることに変わりはありません。
「ハウスメーカーから家を買うべき!」の反対側の立場である私たち「地場工務店で家を建てるべき!」の意見を発信することが、私たちの考えるより良い選択肢の発信であります。
どうか意思表示の一つとしてご覧になって頂けますと嬉しく思います。
まず、私たち工務店は、様々な業態や請負がありますが全て「下請け」しか仕事が無いというのは誤りであることが事実です。
ですので安心して「元請け」としてお話をしていただけます。
住宅市場の7割は地場工務店の建築が支えているものです。実は大手の建築棟数が少数派であります。
地場工務店は年間の新築1棟の会社様もあれば10棟、20棟の会社様もあり、大半の現場では派手なイメージシートを掲げたり、見学会を頻繁に行っていることもないものです。
では、そんな弊社含む工務店は新築以外で何をしているのかといいますと、網戸やふすま1枚の張替から、雨樋の詰まりを見に行ったり、お子様がこぼしてしまったジュースのシミを取りに行ったりと(例えばです)地域に密着しながら暮らしを守ることが存在意義として大変大きいと思っています。
私たちのような存在が仮に「下請け専門」のような業態であれば、町には毎日のように大手のアフター担当者様の車が走っていてもおかしくないでしょう。
建てて終わりが建築ではありません。
暮らしが始まってからが本当のお付き合いです。
「工務店は資材がちがう」「メーカー品を地元のおじいちゃんのような人から買うな」
こういった発信もよく目にします。
資材が違うと言われれば、そうかもしれません。
私たちは素材があれば「欲しいものを自ら製作してしまう」技術があります。
こういった捉え方ではいかがでしょうか。
お客様とその暮らしを見越して作ることが出来ます。そして作られた資材は「自らの手で直す」ことまでできるのです。
hyggeの意味するところでは「モノを大切にする文化」へ繋がることをお伝えしていますし、それがお客様にも環境にも、築年数によって廃番になる心配などからも解放されるものです。
メーカー品を買うことも、会社様によってその幅は違います。
また、メーカー品の仕入れについては販売店様がいらっしゃいますので、どこから仕入れてもお手元に届くモノは同じです。
大手は「棟数を捌いているから仕入れのコストが安い」なんてこともよく聞こえてきます。
「捌かれる」住宅に住みたいと思いますか?
そんな表現をする方々に3000万円も4000万円も、お金の前に人生が変わる選択を預けますか?
お客様にとって、一生に一度の大きな選択が住宅建築です。
地元のおじいちゃんでも良いのではないでしょうか。
あなた様のために、精いっぱいの技術を持って建築を行うのは誰でしょうか。
お互いに顔の思い浮かぶ建築であった方が絶対に良いです。
どこの誰のものか分からないものを作るより、誰々さんのためと思える、想いの力は無くてはならないです。
手作りチョコレートもそういうことですよね。
今目の前にあるモノやコトを大切に、お届けするのが「地元のおじいちゃん(工務店)」ではないでしょうか。
「住宅はプラモデルのようなもの、プロの組み立て(メーカー)と一般人(工務店)ではどちらが良いでしょう。」
今日、お客様とお話していたことです。
目の前の建売住宅は早いですね。
そうですよね。弊社の3分の1の人工で木工事が終わるのですから。
これは弊社の大工さんが一般人と例えられるのと同義でしょうか。
この例えを真に受けてしまう方がいらっしゃると思いませんが、流石に無理のある例えです。
プロの組み立て屋さんよりも、一般人の方が耐震性も気密性もできてしまう不思議な世の中になったのでしょうか。
システム化、工場加工品の「組み立て」ではお施主様の目は誤魔化せる時代ではありません。
プラモデルを扱ったら、私たちはもちろん一般人です。
なぜなら、私たちは住宅を扱っているのです。
先日、築3年の建売を購入したが寒くて耐えられないというご相談をお受けいたしました。
まさに捌かれるように作られた住宅です。
そしてメーカー品を地元のおじいちゃんではないところから大量に購入しています。
建てたのはプロの組み立てです。
さて、私からの主張は以上になります。
YouTubeにもたくさんの動画が上がっておりますが、情報の取捨選択は判断に迷うことばかりです。
確実に言えることは、「あなた様のお住まいを造る」という想いが直接通っていることが大切。
コストカットも企業努力ももちろん大事ではありますが、
それ以上にコストを掛けなければ大変なことになってしまう性能があり、
性能があるから安心を手に入れて、
安心を手に入れたからこそ豊かな暮らしを得られるのではないでしょうか。
やはり「地場工務店で家を建てるべき!」
hygge~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
代表 渡邊一紘
hygge は福島県伊達市 株式会社渡辺工務店の住宅事業部です。
UA値0.3W/㎡・K以下、C値0.3㎠/㎡以下、許容応力度計算による耐震等級3を基本とした
高気密・高断熱・高性能住宅を建築しております。