12月5日 福島市内の弊社建築現場にてお施主様のご厚意により(株)イケダコーポレーション様主催による現場見学会を設えさせていただきました。
福島県内はもとより、北関東から、東京からも多くの実務者の皆様がお集まりになられました。
午前中は現場にて施工状況をご覧になって頂き、断熱気密施工を中心に現場をご一緒させていただいております‘‘野尻さん‘‘によるディレクション・質疑応答が行われました。
いつもながら、現地では質問や確認が飛び交い、本当に活気ある熱のこもった時間が流れます。
仲間の皆様との繋がりはSNSをはじめとしてブログでも書かせていただくことがとても多いです。
それは、そもそも『hygge』立ち上げは繋がり無くして有り得なかったから、こうして支えていただけたからこそです。
私たちはこのような機会をお互いに、ほとんどの場合が自発的に行われています。
正直なところ金銭的な収受もなく‘‘普通では考えられないほど‘‘中の中まで見せていただき、聞けば全てを教えていただけます。
全てってどこまで?
こんなことを聞かれましたら『全てです。』としか答えようがないほどに、‘‘同業者同士‘‘がお互いを信じあって、尊敬しあって、『お客様のために』『環境のために』『共に働く関係各位のために』など志をもって関係を築いております。
なので、弊社のブログではございますが、本現場の施工で考えたことや悩んだこと、特筆すべき技術的なことは書かないこととさせていただきます。
ここにきて秘密にしたいからなどという安い理由では毛頭ありません。
現場では悩んだら考えうる最善の選択を行いました。
その選択には、野尻さんをはじめ大工さんたち、協力業者の皆様の想いがカタチとなって表れているからです。
理由や理屈、原理原則を捉え、最善を尽くした施工は、一朝一夕で辿り着くものではないことだけは断言できます。
野尻さんの判断や行った施工の結果にすべてが物語られていますから。
一人ひとりが想いをもって、こうして片道何時間もかけて現場に集うこと、
フラットに同業者の一人としてこうして様々な場面でお世話になりました身だから分かります。
今の現場や次の現場、そこにお客様の暮らしがあって、色々なものを背負って来るんですよね。
明確にでも漠然としていても、変えたい何かが必ずあって、変わらければならない何かがあって、言葉にするのが難しい想いもあるんですよね。
誰もそんなことを口にせずとも分かっているから、出せるものは出す、聞かれたら答える、自分の考えも伝える、素直に受け取る、この繰り返しの中で現場とともに成長をさせていただけているのだなと思います。
だから時間いっぱいまで話が尽きることもありません。
‘‘手段‘‘ならいくらでも公開し合います。
なぜなら掲げる‘‘目的‘‘は誰の中にも確固たるものを築かれているからです。
『Be the change. That you want to see in the world』
変化を望むなら、あなた自身が変化であれ
マハトマ・ガンジー
オープニングの一幕、野尻さんからご参加の皆様に贈られた言葉です。
人が怖いと感じること、それは往々にして自らが知らないことや経験のないものです。
そこに一歩を踏み出すことこそ変化であります。
私たちが変化を望むのならば、自らの恐怖や不安に打ち勝たなければなりません。
野尻さんから贈られた言葉だから尚更響くものもあります。
いつもhyggeの変化の中心には野尻さんがいました。
それが‘‘仲間‘‘たちは少し変わっていて、変化を楽しんでいるとしか思えません。
それどころか期待に目が輝いているのが分かるほどです。
私は、本現場を通じた見学会で初めて‘‘仲間‘‘の前に出させていただきました。
だからこそ感じれたことです。
『この仲間たち、経験してきたこと、場数が違うんだな・・・』
誇らしくも、少しばかり自分が駆け出しであることの現実が目の前にありました。
座学では特に‘‘伊藤さん‘‘による照明を中心とした健やかなる暮らしの実現が新鮮でした。
伊藤さんはこれまでの経験から専門的な知識を有するだけでなく、住宅性能や全体的な意匠にも思慮の深い方です。
だからこそ惹きつけられるものがある、納得できるものがある、感じるのは表現されるものの‘‘美しさ‘‘と‘‘寛ぎ‘‘です。
何よりも『理念がある』
座学の場でも、時間の半数は質疑応答でした。
内容にも驚かせていただいたのが、‘‘自社の利益だけではない‘‘質問が多かったこと。
まわりの工務店様にも伝えたいから、共有したいことがあるから、ずっとそんな空気も流れていたように思います。
座学の最後にはお一人お一人から感想をいただきました。
‘‘決意‘‘のような‘‘覚悟‘‘のような、隠しきれていないもの。
そして必ず‘‘感謝‘‘の気持ちがそこにはあって。
どこかでまた必ずこのような機会が訪れます。
ブレなければまた会えるんです。
そして私たちのドレスコードは『感謝の気持ち』
このような貴重な経験をさせていただきこちらこそ大変勉強になり、多くの刺激をいただけました。
ありがとうございました!
そして最後の一段落となりますが、今回の見学会を早速自社のブログにて書かれている方が。
群馬県 INDIGO PIECE HOME株式会社 代表 薗田 さんです。
私たち『hygge』に水を掛け続けてくださった方です。
ブログ内でも、色々な言葉をいただいておりますが、
‘‘敵いません‘‘
ブログのタイトルが『~福島遠征~ hygge 高断熱高気密住宅 福島県伊達市梁川町』
見た瞬間も頭が上がりませんでした。
まさに‘‘検索ワード‘‘そのものではないでしょうか。
もちろん北関東と東北、群馬と福島、hyggeの検索ワードをブログ内に入れても、
『自社の利益に一切関係がない』はずです。
もしかしたら、『hygge 高断熱高気密住宅 福島県伊達市梁川町』の検索にINDIGO PIECE HOME株式会社様のブログがヒットするかもしれない。
そんなことを想定してブログで私たちを‘‘いつまでも‘‘応援してくださっているのだと直ぐに気付きました。
こんなことが出来る人、敵いません。
前回、hyggeでは『水』というタイトルのブログを書かせていただきました。
私たちは成長することでしっかりとした‘‘根(心)‘‘を張って、たくさんのことを吸収(学ぶ)できるようにならなければいけない。
そして丈夫な幹(軸)から枝葉を伸ばしていきたいとの内容でした。
そこに頂いたコメントが『感謝の気持ちという‘‘肥料‘‘』も大切。
コメントだけではない、体現しているんです。実践されているんです。
それも『誰に言われなくても、誰に気付かれなくても』
敵わないですよ・・・
いきなりブログの感想を個人的に送っていただいたり、現場を見せていただいたのに逆にお心遣いをいただいたり、
ようやく下した許認可の取り方を公開していただいたり、出会ったと思ったら大花火を打ち上げる方がいたり、
本当にもう・・・
昨日、皆様がお帰りになられた後に、イケダコーポレーション様の皆様と少しだけお話をしていました。
雑談ではありましたが、『楽しいと幸せってポジティブな感情で同じようだけど違うよね』
楽しいは‘‘生きがい‘‘ではないと思います。‘‘幸せ‘‘に昇華するからこそ‘‘生きがい‘‘
昨日のような機会も何で‘‘幸せ‘‘な時間なのか。
それは皆の‘‘生きがい‘‘であるからなんだと改めて感じさせていただきました。
最高ですね。本当に。
福島の地までお越しいただきましてhygge一同感謝申し上げます。
また、(株)イケダコーポレーション様には段取りから設営まで大変お世話になりました。
下打ち合わせの段階から楽しませていただき、背中を押していただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
篠崎さん、またお会いできることを楽しみにしております!
これからもよろしくお願いいたします!
hygge~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
代表 渡邊 一紘
hygge は福島県伊達市 株式会社渡辺工務店の住宅事業部です。
UA値0.3W/㎡・K以下、C値0.3㎠/㎡以下、許容応力度計算による耐震等級3を基本とした
高気密・高断熱・高性能住宅を建築しております。