こんにちは。
ブログタイトルにいたしました「北風と太陽」
とても有名なお話です。
『北風と太陽が、どちらが強いのか力比べの勝負をすることにしました。道を歩いている旅人の上着を脱がせた方が勝ち。
北風は、力いっぱい冷たい風を吹いて上着を吹き飛ばそうとしましたが、旅人は寒さに震え上着をしっかりと押さえてしまい、脱がせることができません。続いて太陽が、旅人を照らします。だんだん日差しを強くしていくと、旅人は暑さのあまりに上着を脱いでしまうのでした。』
ひとつ前のブログ~半分と半分~にも繋がる内容でしたので続けて書かせていただきます。
先ほど、朝のうちに現場を見てこようと外に出ました。
今日は清々しい秋晴れです。
まわりを見渡すと、どの家も東側も南側もカーテンがしっかりと閉まっている様子。
これでは、電気をつけていないとリビングも暗いでしょう。
暖房もつけているのかもしれません。
どの家も、南側には大きな「掃き出し窓」と呼ばれる窓がついています。
庭を眺めて外と繋がったり、明かりを取り込んだりと本来は役割を持って設置される窓です。
締め切りになるのでしたら、大きさを小さくするか、極端な話なかった方が住環境として落ち着きがあったのかもしれません。
それでも役割は分かっているのだから、ついてしまいます。
住んでみると、閉じてしまいます。
「大きな窓があった方が明るくていいですよね。」
「庭を眺めながら暮らしたいです。」
はじめは、このような希望があって。
ここで北風と太陽です。
何もしなかったら、閉まってしまう窓がある。
だとしたら、開けていただけるようにしようというのがhyggeの取り組みです。
太陽光は無料のエネルギー、使わないともったいないんです。
みんなに平等な、貴重なエネルギーです。
日中の掃き出し窓、何故にカーテンが閉められてしまうのでしょうか?
防犯上?でしたらそれは納得です。
窓が大きすぎて家の中が見えてしまうのが気になる。
おそらくはこれを理由にされる方が多くいらっしゃると思います。
でしたら、カーテンを開けておきたくなる、見せたくなる理由を作ってしまおう。
見せることで、ご家族様の満足度がさらに高まるようにしよう。
そうすれば、設計の計画にもある日射の利用もきちんと働いて良い方向です。
PH5のあるLDK、リネン素材のカーテンなど、ご家族様が好きな空間やモノをご用意させていただいて、満足して暮らしていただきたい。幸せの総量が増えて欲しい。
幸せ、「本物」を手にしている自己肯定感の高まり(心の在り方)によって、あの窓が開くのだと思います。
‘‘せっかくなら見せたいな。‘‘
そんな気持ちになれる空間やモノによって、設計の計画が成立しつつ、お施主様が幸せに暮らすコトが叶います。
開けたくなる仕組み、北風と太陽。
暮らし×心
暮らし×未来
心×未来
hyggeの大事にしているテーマ、繋がりです。
~半分と半分~には書きませんでしたが、売り込みに疲れてしまっているお客様にこちらも売り込んでしまってはいけないのだと思います。
必要なことは、もう半分を考えること。
どうやって幸せに暮らしていただくか、幸せとは何か。
キャンペーンや期間限定のような北風ではなく、
そんな心の在り方を共有させていただけたら、自分はもう十分です。
hygge~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
代表 渡邊一紘
hygge は福島県伊達市 株式会社渡辺工務店の住宅事業部です。
UA値0.3W/㎡・K以下、C値0.3㎠/㎡以下、許容応力度計算による耐震等級3を基本とした
高気密・高断熱・高性能住宅を建築しております。