hygge#009
建築地:福島県福島市(5地域)
SPEC:UA値0.18【W/㎡・K】C値0.1㎠/㎡
認定:認定長期優良住宅(耐震等級3、制震テープ) ZEH


木質系外装(板張り)と塗装仕上げの外観です。板張りに使用した素材は‘‘カラマツ‘‘、岩手県で育ち、伊達市の木材業者様で取り扱われている丸太を弊社が仕入れ、また別な伊達市の木材店様で加工を行っていただいた製品です。ライトグレーの外壁は塗装のコテ仕上げ、全体的に素材感をしっかり感じられる外観となりました。
屋根や水切り、雨樋はガルバリウムのシルバーで統一しており、木質系外装の経年変化に馴染むようご提案させていただきました。
塗り壁となっている北側の平屋部分は東から西に屋根の勾配をとっておりますが、これは北に隣接する2棟の住宅の南側の庭に陽射しが入るようにしております。
近隣にできる配慮も設計に取り入れ、お施主様と近隣の皆さまが円滑にお付き合いできるように考えたところであります。





玄関ホールはシューズクロークや衣類用のクローク、腰掛や飾り棚を設けゆとりのある大きさといたしました。シューズクローク部分は棚板の追加も可能であり、壁に新たな棚の増設などが出来るように下地を入れておくことで、生活様式の変化に対応できるようになっております。
飾り棚を照らすのは‘‘木のランプシェード‘‘、木工旋盤にて作られた一点物です。
玄関ホールから左手側にLDK、正面に洗面室から洗濯脱衣室に向かうことが出来る動線であり、洗濯脱衣室はキッチンに繋がる回遊動線です。
正面の洗面室にはファミリークロークもあり、朝の支度から帰宅時まで一箇所で準備が可能であります。‘‘廊下‘‘となる部分を少なく各部屋を連続させたことで建坪も抑えられました。







清々しい雰囲気のLDKです。腰窓にすることで有効に使える面積を増やし、外からの視線も気にすることなく、のびのびと子育てもできる空間となりました。
コンパクトなLDKながらも勾配天井によって伸びやかな印象、リビング階段から2階のフリースペース(納戸)に向かうことができます。
住まいの形状はロフト付き平屋建てのようになっておりますが、2階部分の天井高さに制限を設けなかったことで2階建てとなっております。構造体や外装工事のコストなどは変わりませんので、2階(ロフト)を有効に活用することにいたしました。
リビングダイニングスペースはPH5をはじめとしてペンダントライトやブラケットライト、スポットライトによる照明計画としております。「必要な場所ごとに、必要な明かりを。」これはhyggeの照明計画では基本的な考え方で、寛ぎや安らぎのある暮らしのためにご提案させていただきます。
入口の扉の縁や把手に使用している木材は外壁に用いたカラマツと同じとして、シナベニヤと合わせて造ったオリジナルの建具となっております。
カウンターや棚板、窓枠や建具枠には無垢のホワイトアッシュを用いて、床はオーク無垢材、蜜蝋ワックスで仕上げました。
木製のカップボードもオリジナルでホワイトアッシュ無垢材で造作しており、真鍮の把手も雰囲気よく馴染んでおります。




2階納戸部は構造材の柱や筋交いを表しとしており、開放感のあるLDKとなっております。
壁付けしたスポットライトは壁や天井を照らすことで柔らかく明かりが広がり、hyggeでは吹き抜けなどに用いる定番の手法であります。




キッチンから洗濯脱衣室、洗面室と繋がっており、水まわり・家事スペースが玄関ホールまで連続しております。洗濯室の作業スペースは無垢材による造り付け、物干しも固定式となっております。作業スペースの下に床下エアコンも設置しました。
造作洗面台も無垢材にて。真鍮のタオル掛けがアクセントです。
ボウルは「エクレアパーツ フレックスシンクハイバック」を採用しました。シームレスで掃除が楽に、そして壁出しの水栓が一体型となっており造作洗面台の際にご採用のお施主様も増えております。足元・中棚・可動棚にはコンセントを設けています。



主寝室や子供室はシンプルな仕上がり。ファミリークロークなど各所に収納が設けられておりますので、寝室はクロークもコンパクトになりました。窓は全て高窓になっており、近隣からの視線を気にすることなく、明かりはしっかりと取り入れることが出来ています。
「フジワラ」製のLED電球を設けており、白熱電球のように柔らかく広がる明るさもまた、身体を休める部屋としての質を高めています。こうした細かなところも拘りの一つ。
トイレにはトイレットペーパーのストックなどに使用できる造作の収納を設けました。室内の扉と同じデザインでの製作です。
ペーパーホルダーの天板は無垢材で造作しており、お子様が体重を掛けたりしても大丈夫なようにとしっかりと留め付けしております。
ペーパーホルダー、タオル掛けは真鍮を選定、無垢材とともに経年変化を感じていただけます。
hygge#009 松川町木曽内の住まいは、hyggeで初採用となりました木質系外装・カラマツ板張りを採用していただいたり、ネオマフォームとグラスウールによる断熱を行ったりとこれまでとは異なる仕様での建築でありました。
そして性能面では、これまでより高性能となるUA値0.18W/㎡・K、C値は今回も0.1㎠/㎡、使用する‘‘建材‘‘の種類は変わっても、高性能住宅の必要性であったり、地元の商流を考えた材料選定、そして地元の職人さん方による施工など、hyggeで建築を行わせていただく意味は深められたと思っております。
断熱等性能等級7以上の高断熱、結露させない住まいづくりを目的とした高気密、許容応力度計算を行い長期優良住宅・性能評価を取得する耐震等級3、経年変化を感じられる無垢材や自然素材を用いた内装、そしてPH5をはじめとする照明やオーダーカーテン・家具類などのご提案をさせていただきますことは、暮らしや気持ちが豊かになる住まいづくりをどうやってカタチにするかと考えてのことであります。
性能による安全安心があるだけでも、不安が減り幸せが増やせると思っております。
住まいはご家族様が長い時間を過ごされる場所、そこがどのような場所であって欲しいと想うのかが会社様ごとの想いの違いです。
弊社、私たちが出来ることを私たちなりに捉えて、‘‘意味‘‘がしっかりとある建築をしてまいります。
~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
hygge
代表 渡邊 一紘

