‘‘学びを取り込んで‘‘

こんにちは^^
9月も中旬が過ぎて、まだ暑い日もありますが朝晩はすっかり秋を感じるようになりました。
秋と言えば〇〇の秋、こんな言葉が思い浮かびます。
そこで今回は食欲の秋「玄米」について触れさせていただきながら仕事や活動のお話を書きたいと思います^^

玄米は栄養価が高く、生活習慣病の予防や抗酸化効果などが期待されます。私は玄米に押麦やもち麦、古代米(赤米)をまぜて炊いたり、市販の雑穀をまぜたりして食べています。
栄養の専門家ではありませんので「健康住宅を考える人」としてちょっと気にしていることのような感じでご覧ください^^
ご存知と思いますが玄米は白米を精米する前の状態です。精米する際に取れてしまう「ぬか」や「胚芽」に栄養が含まれています。

※「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より ※参考書籍:『毒出し酵素玄米ダイエット』岡本羽加(主婦の友社)

こうして見てみますと炭水化物はもちろんのこと、食物繊維やビタミン、ミネラル類を多く含んでいるのが分かります。
玄米を1日に2杯食べるとマグネシウム、リン、亜鉛、銅などにおいては1日の摂取目安の1/3~半分以上を摂取できるようです。
今はサプリメントも豊富で不足した栄養素を簡単にまかなうことができますが、「バランス」ってどういうことだろうと考えたときに、こうした食品(食材)に含まれるたくさんの栄養を摂取することなのかなと思います。
特定の〇〇という成分をサプリメントで摂取するのも必要な場合はもちろんあると思いますが、ごはんとみそ汁(野菜や発酵食品)、海藻(ビタミンCやミネラル豊富)や魚(タンパク質、DHA、EPAなど健康になれそうな)を食べるだけでも何種類の栄養が摂取できるのでしょうか。
これがバランスなのかなと。
美肌、ダイエット、腸活などにも効果がありますので、
気になられましたら玄米で検索をお願いいたします^^
私は玄米を握って海苔で巻いたおにぎりがマイブーム、塩味だけでもかなり美味しいと思っています。
スナック菓子や黒糖饅頭など好きすぎて危ういので、今は‘‘休んで‘‘おります。

さて、少しばかり前のこととなりますが「住まいるlab.群馬支部企画」として
講師【曳家 岡本】岡本親方の講演【構造から直す本気の住宅再生】に参加をさせていただきました。
私は弊社に入社して間もない頃に東日本大震災、そして原子力発電所の被害を経験、またその被害を間近で見てきました。
その後、令和2年には地元で水害、令和3年4年と立て続けに震災です。
住宅再生が必要になる要因を経験した身としてこのような講演を聴いていますと様々なことが頭を過りました。
毎日何十件と電話や訪問で修繕依頼をいただいて、本当は全ての現場に今日にでも行かなければという焦りの中で危険度の高い現場から応急措置をするしかない日々、ガソリンが買えないときは携行缶をかき集めて新潟まで燃料を買いにいったりもしました。
岡本親方のお話にも出てきたのですが、そうした現地には多くの同業者が集まります。
善意の方も多くいらっしゃる一方で、許しがたい工事内容や金銭の請求も見聞きしました。
弊社に依頼をいただいた方でも時間的にそうした他社へ依頼をされて、後に大変な思いをされた話も少なくありません。
そのような時に、自分が正しいと思える工事を行っていくことはもちろんのことですが、その正しいと‘‘思って‘‘いることが本当に適切であったのかと講演を聴きながら問われていると感じました。

工事の例えで床修繕の話があり、私も当たり前に行っていた床‘‘仕上げ‘‘の水平調整が修繕工事の根本解決ではないと・・・
既存の床が斜めになっている、それは基礎(地盤)が沈下しているから起こっていること、‘‘家自体が傾いている‘‘
床だけ直しても、傾いた力はずっと下がった方向に掛かっている。
結果的にどう直していくかは現場をみて判断するとしても、お客様にこうした事実をお伝えすることを当たり前に気付いていないことにも反省。
知識や認識があるかどうかによってその時の自分の正しさは変わります。
だからこうして学びの場へ参加し続けることをやめられません。
岡本親方の講演を聴いていた多くの仲間のコメントを聞くと、‘‘仕事に対する姿勢‘‘に大変感銘を受けていた方が多くいらっしゃいました。
仕事に嘘をつかないこと。技術や知識身につけて真っ当な仕事をする、背筋が伸びる思いをすることは当たり前で、常に目の前にあることに課題や疑問を持つべきと身が引き締まりました。
岡本親方、lab.群馬支部の皆様、ありがとうございました。
そして参加されていた‘‘はじめまして‘‘の方々との出会いにも感謝いたします。
参加数は50名以上、住まいるlab.企画の過去最多人数、YouTubeで観た方も数名いらっしゃって、テンションが上がっていました^^

地盤のことなら・・・神村さん
質疑応答 改良材について
こんなにも多くの方々が岡本親方、そして住まいるlab.に 約半数は初ラボ参加者です。拡大!

企画から運営の最前線で尽力された群馬支部長、生形さん。
強い想いを持ってこの日を迎えられたことと思います。

大工の会より木村さん。六本木での大忘年会にお誘いいただきありがとうございます。
様々な取り組みはSNSやネットでみておりまして、懇親会場ではじめてゆっくり話をさせていただけました。
翌日には新潟で住学と大工の会で活動をされていたとのこと。伝統技術から大型パネルまで・・・‘‘全国‘‘で繋がると本当に色々な方と出会わせていただけます。

前半見学組 
後半見学組

9/11は茨城県【ネオマワールド 快適空間ラボラトリー】に視察・勉強会にいってまいりました。
最大12名ずつのご案内とのことで2部制です。
快適空間研究所|旭化成建材 (asahikasei-kenzai.com)

奥に見えますモデルハウスで様々な体験をしました

こちらのUA値は0.20W/㎡・K、偶然にも弊社で施工中の物件と同じ、期待が高まります。
コンセプトを抜粋【一年中一日中、家の中のどこにいても、心身ともに穏やかに流れるくらしの味わいを届けたい。】
私たちの目指す住空間、温熱環境もまたそうです。
事の発端は、弊社にて外付加断熱にネオマフォームの標準採用が決まりまして、旭化成建材様と打合せをしていたときのこと、【ネオマワールド 快適空間ラボラトリー】のご紹介がありました。
もちろん二つ返事で行きますと。

冬は床下エアコン(6帖用)夏は小屋裏エアコン(14帖用)を用いて「誰でも作れる、誰でも住める」
誰でも作れますが、そのためには基本的な性能の高さはもとより、設計においての工夫や知識が必要です。
「いつでも快適、どこでも快適」を実現するために、気流を極力感じさせないために施されていた手法もまた百聞は一見に如かずでした。
外付ブラインド、室内側ロールスクリーン、軒の出など日射の活用・調節ができる設備も。
開口部も方角によっては不要、こうした考え方もこのモデルでも行っているのだからと背中を押してもらえた気持ちになります。
やはり無垢フロアや塗り壁などの自然素材仕上げが与える心地よさ、表面温度や静電気であったり諸々要素はありますが、とにかく過ごしやすい。せっかく建てるなら・・・

またコンセプトから抜粋させていただき【どこででも・いつでも・誰にでも建てられる・住んでもらえる、「原型」になりたい。】
世間的には未だ‘‘超高性能‘‘と位置付けられるであろうこのスペック、この仕様が『原型』となることを望む。
私は強く共感します。
弊社の性能面基本仕様は全棟断熱等性能等級7。
その理由はSNSでも本ホームページにも載せているため割愛いたしますが、丁度よいを追いかけてしまうと必要であるはずのことが抜けていってしまう。
断熱も気密も省エネのためにとひとくくりになってしまう。
弊社hyggeのコンセプト「この家からはじまる かけがえのない暮らし

かけがえのない省エネでもなく、かけがえのない性能でもない、家は暮らしのために。
それが世間よしにも繋がっていくものでありたい、社会的価値を忘れないこと。

そして懇親会ではふざけているようにも見えますが、建築談議が途切れることがありません。
決してそういう空気感を演出している訳ではなく好きだからです。
学んだ分、悩むこともあると思います。ちょっと顔を背けたくなることだって・・・
でも、こうして仲間で集まって話をすれば解決することや背中を押してもらえることもあり、支え合いなんだと思います。

ネオマワールド 快適空間ラボラトリー視察の後、前半見学組は座学の部を設けました。
同業者の後押しをする時間。それは時に厳しく見えることがあるかもしれません。
私はそんな機会や時間をとても優しいものと感じています。
お客様に対するプレゼンだったら、競合他社との比較だったら、その場では誰の助力もありません。
その本番で自社自分というものを最大限知っていただくために、こうした場で‘‘練習‘‘して‘‘ブラッシュアップ‘‘が出来ること、本当に素敵な会であり、素敵な仲間が集まっていると思います。

自社物件に対してこうした学びから得たものを反映してまだまだ良いものを模索していきます。
悩んで答えが出ないことはたくさん、悩む前に行動して自分で結果を確認することが大切。
hyggeは今後さらに高性能住宅の専門店として進んでまいります。

hygge ~この家からはじまる かけがえのない暮らし~
代表 渡邊 一紘

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