福島市#008の現場にて、屋根の高耐久透湿防水ルーフィングや制震テープ、耐力面材施工が進んでおります。
屋根に用いる高耐久透湿防水ルーフィングは「ウートップ ハイムシールドルーフ」です。
継ぎ目には専用テープ であり120℃まで対応する「ユラソール サーモHT」を貼っています。
本ルーフィングはJIS A6111への適合品であり80年相当の耐久試験にて高耐久性能を確認しています。
葺き材として‘‘透湿性能を持たないアスファルトルーフィング‘‘の使用が多く、野地板下部の通気層が確保できていない場合において野地板の劣化腐食が発生しています。
通気層の確保、ルーフィングの透湿性能、そしてルーフィングの耐久性、お住まいを劣化や伴う漏水から永く守るために、hyggeではこれらを基本仕様としています。
基礎断熱材を土台の内側にまで施工しています。
この土台部は外皮計算など性能を算出する際に加味されていない部分です。
書面上、この施工をしたことによるUA値の向上などありません。
hyggeでは土台の外側にまで被るように外壁付加断熱材を施工していますが、付加断熱をしない場合となれば、土台の部分は土台の木材の断熱性能にのみ頼ることになります。
欠損とみるか、結露はしないだろうから問題ないと考えるか。実際の熱損失に対する施工とすれば、だれもここを断熱しなくて良いとは言わないでしょう。
‘‘数値が全てではない‘‘hyggeではお客様にそうお伝えします。
住まいの価値や心地よさ、愛着、暮らしの豊かさなどに対してUA値やC値だけが大切ではないと言うことですが、
本物件はUA値0.20、これまでC値0.1が続いております。
数値にこだわっています。
後にご紹介します制震テープを施工しても耐震等級3の計画に変わりはありません。
土台部に断熱施工をしてもUA値は変わりません。
それでも施工をすること、採用をすることなのです。
無駄かどうかではなく、何のためにどのような施工が必要か考えるからです。
耐力面材の施工前に「制震テープ」を貼り付けしています。
許容応力度計算による耐震等級3に加えての施工です。
本物件では制震テープによって2階層間変位(東西方向)にて最大71.1%の低減が見込めます。
まずは耐震等級3を必要不可欠な要件として、さらにどこまでの安全安心を求めていくかということ。
お住まいの損傷の前に、まずはご家族様の安全です。そして損傷も可能な限り無くなっていくように構造計算を行って計画~施工を行っていく。そこに更なる性能強化として採用したのが制震テープ。
この耐震等級をはじめとした安全を不要というお客様は果たしているのでしょうか。
hygge以前より弊社では構造計算、耐震等級3の計画を実施してきましたが、提案を受け入れていただけなかったことは記憶にありません。
そこまで住まいを耐震化できるのであれば必ず採用したいとハッキリ言われていました。
構造計算など過剰であるという話は‘‘面倒だからやりたくない‘‘という意思の現れでしかない。
安全があってこその安心です。
制震テープを施工して「耐力面材 壁武者」の施工です。
国内の木質廃棄物を原料としているため、外的要因の影響はほとんど受けることなく、価格も供給も安定しています。
木質廃棄物のマテリアルリサイクルによって地球温暖化改善に貢献する本製品をSDGsのこと、社会的な価値を考えて採用しています。
こうした面材には「標準 2.5倍」など倍率が定められており、外周・中通の釘打ち間隔や使用する釘の種類まで決まっています。(↑画像3枚目)
釘打ちに用いる道具、釘打ち機は高圧の空気によって釘を打ち込むため、強さを調整しないと・・・
↑画像2枚目の左上のように釘がめり込んでしまいます。その隣は調整して再度釘を打ったもの。
大工さんがこの面材施工のために調整した釘打ち機を持ち込んで施工しており、ピッタリの圧で施工されています。
釘がめり込んでしまうと、その分の厚さは失われたものと同じです。
わずか9mm厚さの面材ですので1mmでも損なう訳にはいきません。
ここも数日のうちには見えなくなってしまいますし、こうした施工の条件などはお施主様も中々知らないところではないでしょうか。
だからこそ、実態がどうあるのかが大切で、耐震等級3の計画を耐震等級3として仕上げていく大事な工程であり、
‘‘数値だけではない‘‘とはこうしたところも表します。
安全安心や長持ちに関わるこうした工程は今しかできない‘‘見えなくなってしまうもの‘‘です。
隠してしまえるところとも言えます。
確実な施工を心掛けて、数値だけに留まることのない完成を目指します。
費用の掛かることも少なくありませんが、それは掛け捨て保険料ではなく「先払い」と捉えられるかどうかです。
快適さなどにおいては暮らしの質や健康にも影響しますし、耐震化においては安全のみのことではないと、私たちは知っていると思います。
よく聞く例えですが、車ではエアバッグやブレーキがオプションであるはずがなく、標準装備です。
お住まいに必要となる標準装備とは。
その標準装備はhyggeで「5つの約束」と題し、基本仕様としています。
基本仕様は外せない装備です。なぜ、hyggeではそのように考えるのか、気になられます点などございましたらお問い合わせをお待ちしております。
hygge#008
UA値0.20W/㎡・K 充填断熱材羊毛100mm+付加断熱ネオマフォーム60mm
C値0.2㎠/㎡以下 防露壁体
許容応力度計算による耐震等級3+制震テープ
長期優良住宅
ZEH
hyggeは福島県伊達市 (株)渡辺工務店 の住宅事業部です。
高断熱・高気密・耐震等級3+制震テープ・自然素材の高性能な住まいづくり
↓↓↓基本仕様↓↓↓
UA値0.26W/㎡・K以下(断熱等性能等級7)