福島市#008の現場にて、基礎断熱工事が始まりました。
ネオマフォーム90mmを用いております。※テープは仮固定です。
シロアリ対策を考えて基礎内断熱としていることから、基礎外側が外気の影響を受けます。
その影響を可能な限り小さくし、床下を断熱するための断熱施工です。
上の画像はまだ立ち上がりの「小口」が断熱されていません。
基礎コンクリートは蓄熱体になり、熱の拡散性が高いです。
そのためしっかり断熱しないとこうした部分が結露してしまいます。
基礎断熱を採用する理由としては、床面(床下面)の気密性を向上させやすいことと、
床下が部屋とほぼ同じ温度となるため不快感を感じにくく体感温度もより心地よくなります。
床断熱でも気密に問題のない施工は可能ですが、床下は外気を取り入れるため外に近い環境、
足裏のすぐ下に断熱材となり、冬を想像しますと室内温度より床面の表面温度は低くなってしまい、
結果として体感温度も低くなります。
※体感温度は室温+表面温度(床なら足裏の接地部)÷2となります。
床断熱のお住まいは特に夏場の床下コンクリートの結露にも注意が必要です。
カビ(腐朽菌)が発生することはお住まいの寿命を縮めてしまうだけでなく健康にも害を及ぼします。
シロアリは腐朽菌に反応して侵入してきます。
※不快害虫の発生や外気とともに砂埃も入ってきます。
その防蟻防腐措置のために5年おきに床下に薬剤処理はさらに健康面にも心配がありますが、そうでなければ結露からのカビやシロアリの問題を解消できません。
ホウ酸を施工していたとしても、結露水によって溶脱してしまいます。
心地よさ、健康、建物寿命、維持管理コスト、色々な点を踏まえても基礎断熱が良いのではと考えております。
基礎断熱か床断熱か、簡単そうな2択に思えますが、その決定にも多くの検討事項が含まれます。
余談ですが、hyggeのブログやこうした投稿では「安心安全」ではなく「安全安心」と書きます。
‘‘安全‘‘があるから‘‘安心‘‘できる、そうした考えからです。
基礎断熱による安全が、安心につながります。
hygge#008
UA値0.20W/㎡・K 充填断熱材羊毛100mm+付加断熱ネオマフォーム60mm
C値0.2㎠/㎡以下 防露壁体
許容応力度計算による耐震等級3+制震テープ
長期優良住宅
ZEH
hyggeは福島県伊達市 (株)渡辺工務店 の住宅事業部です。
高断熱・高気密・耐震等級3+制震テープ・自然素材の高性能な住まいづくり
↓↓↓基本仕様↓↓↓
UA値0.26W/㎡・K以下(断熱等性能等級7)